田町家真血多
たまちや・まちた
持ち噺:「初天神」「野ざらし」「堀之内」「雛鍔」「普段の袴」「転失気」「大工調べ」「真田小僧」「短命」「黄金の大黒」「蝦蟇の油」「明烏」
なんだか、かなり攻めている高座名を背負い落研ライフをスタートさせた。
高座名の「真血多」は、回文にしようとした先輩が単純にケアレスミスしただけである(タマチヤマチタ)。本名である「赤間」の「赤」から血。「間」から真を強引に拝借することにより、純真無垢な笑いの血、すなわち魂を受け継いでほしいという完全なる後付け理由の命名をされてしまった儚い一面を持つ。
高座名をわざわざ画数判断してまで確認を怠らないその繊細かつ緻密な性格が存分に表れた落語は一見の価値あり。
田町家芸兄
たまちや・げいにー
持ち噺:「つる」「宗論」「反対車」「緑の窓口」「強情灸」「よみがえり(新作)」「禁酒番屋」
「天保水滸伝 鹿島の棒祭」
右頬を打たれたら相手の左頬をぶん殴れと打倒異教徒をモットーに、今日も落語に勉強にお祈りととても忙しいキリスト教徒の芸兄(げいにい)くん。
夢は神父!!何故神父と全く関係ない法政大学社会学部と落研に入ったのかは全く分からない。みんなと違って多摩キャンパスだからなかなか来れないけど、真面目さと信仰心は誰にも負けないぞ!
田町家御持参
たまちや・おじさん
持ち噺:「動物園」「短命」「青菜」「のめる」「つる」「禁煙(新作)」
「御持参」で(おじさん)とするあたり、かなり独特な感性を持つ彼。危うく「田町家帰路(たまちやごーほーむ)」や「田町家帰宅即麻雀(きたくそくまーじゃん)」など、た○し軍団みたいな高座名になりそうだったということもあり、幸先が良くないスタートだと誰もが予想した。しかし、初めての稽古会においてそんな不安は払拭された。準備期間1週間とは思えない圧倒的に軽快でハイクオリティな落語「動物園」を披露して見せやがったのである。凄い。上手い。面白い。そして、なんか意外とデカい。
田町家麦丸
たまちや・むぎまる
持ち噺:「初音の鼓」「看板の一」「鼻欲しい」「家見舞」「転宅」「しの字嫌い」「三方一両損」「狸札」「青菜」「化け物使い」
豊かな表情と表現で魅せる。本名の『米丸』からして落語をするために生まれてきた女である。実は米よりパンが好き。内緒の話である。マイナーどころを好む癖がある。どんな噺でもオールマイティにこなし、独自の世界観に引き込まれる。電気グルーヴをこよなく愛する法政落研サブカル支部の一人。法政落研女子の筆頭でもある。人をぬるま湯につける常習犯である。褒め上手。
グヘグヘとカッ、アッ、は伝家の宝刀。
田町家ぴー助
たまちや・ぴーすけ
持ち噺:「粗忽の釘」「紙入れ」「町内の若い衆」「おすわどん」「破れ傘」
陽気な仲間を紹介するぜ!
田町家ぴー助!以上!
田町家無線星
たまちや・れでぃおすたー
持ち噺:「千早振る」
高校の時無線部に入っていたらしい。それだけの理由で高座名は「無線星(れでぃおすたー)」。法政落研のショーンK。
将田町家
しょう・たまちや
持ち噺「ZOO」
オーストリアからの留学生。「日本語の発音にない」ということで自らのことを「将 しょう」と呼ばせている。 日本の文化をこよなく愛する。主な持ちネタに動物園(ZOO)がある。
今回は、日本の代表的なサブカルチャーである、日本語ラップで自己紹介を一つ。
(以下Rap風)
本名、it's nobody knows!あだ名ならあるわ、私は将。ささやかな微笑で励む諸行、無常な世の中にココロオドル。高鳴る衝動と衝撃のmind!毎日と日常に広がる?(ハテナ)、拾って捨てて示すoriginality。連日連夜、果ては白昼夢描いた未来だ「I can go anywhere」
業の肯定で挑むぜ皇帝。到底先は見えんが進むぜ。ずっとずっとずっとずっとzooに閉じ込められてるトラのように、控えめになる必要はねぇ!着ぐるみはがして前へ進むぜ!Let's go to that place!高座でよく聞け!My Speech!たとえ、どんな、ことあろうが、私の噺の邪魔はさせん!扇子かざしてセンス見せればおまえら全員笑えばいいだけ!!Yeah!!
田町家LOL/二代目 地獄家羅刹
たまちや・ろる/じごくや・らせつ
持ち噺:「金明竹」「目黒のさんま」「子ほめ」「権助魚」「悋気の独楽」「掛取万歳」「松曳き」「鈴ヶ森」「替わり目」「長屋の花見」「粗忽長屋」「佐々木政談」「片棒」「つる」「釜泥」「甲府ぃ」「五貫裁き」「鰍沢」「幾代餅」「違袖の音吉」
長野県鬼無里→新宿区下落合 元野球部で右投げ右打ち。キャッチャー以外はどこでも守れる、法政落研のユーティリティ担当。入部当初は本名の姓が松本であることから田町家人志を名乗っていたが、将田町家の一声により、ネットスラングであるLOL(Laughing out Loud:大笑い)に改名した。
与太郎噺に定評があり、安定感のある笑いを届ける。Mr.クオリティスタートの異名を持ち、どの出番でも仕事を遂行する。必ず試合を作ることから、他チームのスコアラーからも危険視されている。
2017年3月から二代目地獄家羅刹を襲名したが、LOLの精神は忘れず古典落語に邁進し続ける。
田町家嵐世
たまちや・らんせい
持ち噺:「寿限無」「饅頭こわい」
中国からの留学生。田町家嵐世。世界中に嵐を巻き起こしたいらしい。写真は世界中に嵐を巻き起こすために稽古をしているところ。『じょしらく』(久米田康治原作原案、ヤス作画 別冊少年マガジン)を読んで落研にやってきた落語ブームの申し子。
田町家巷
たまちや・ちまた
持ち噺:「長短」「風呂敷」「代書屋」「蝦蟇の油」「茶の湯」「猫の皿」「饅頭怖い」「つる」「妾馬」
巷で噂のタイムキーパー。いつも他人の噺があとどれくらいで終わるかを気にしている。世間を冷めた目で見つめがち。ためしに「オカマの友達欲しい〜ヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。」って言ってみよう。きっとあなたの横には水溜まりで溺れてる蟻にむけるかのような笑顔の彼女が立っていることだろう。そんな冷静な彼女でもひとたび高座にあがれば沸騰あつあつ火傷しちゃいそうな落語を顔面にぶっかけてくる。つまんない親父ギャグが沸騰石。あんまり調子にのると彼女に外濠に沈められるぞ。初代朝焼けのジャガイモソムリエ
田町家全黒
たまちや・ぜんこく
全全全黒でおなじみの田町家全黒~♫
ニュージーランド帰りのオールブラックスな世界観。
思春期のほとんどをニュージーランドで過ごし、こともあろうかその貴重な経験からたどり着いたのは落語だった。
爽やかな笑顔と流暢な英語で、法政落研に新しい風を吹かせる(予定)
持ち噺:「犬の目」「ネバ・ギブアップ(新作)」「平林」
田町家ほ八
たまちや・ほや
ぽぽぽーん!法政落研に突如現れたゆるふわ女子
入部して日も浅いにもかかわらず、強烈なキャラと落語センスの片鱗を見せる。その美声はどんな人でも魅了するとの噂だ。
持ち噺:「ぞろぞろ」「平林」「大師の杵」「野ざらし」「厩火事」「悋気の火の玉」「後生鰻」「星野屋」「だくだく」「城木屋」「寿限無」「堪忍袋」
紫雨亭・殿下
むらさめてい・ぷりんす
持ち噺:「ちりとてちん」「喧嘩長屋」「お見立て」
プリンス没後1年が経て、落研にやってきた。落研らしくないさわやかなルックスから、古典大好きという意外性を持つ。でかい。