田町家鈴蘭
たまちや・すずらん
持ち噺:「猫の皿」「動物園」「紺屋高尾」「猿後家」
元幹事長。
己の感情を大きく出さず、言葉もあまり発さず、静かに空間を過ごしていることが多い。まさにその姿は山辺の野に揺れる鈴蘭そのものである。しかしそのぶん、彼女の心中ではあまたの言葉や単語が入り乱れ、感情の赴くままの表現が飛び交っていることを多くの人間は知らない。
彼女と親しくなると、「実は」という一面がよく見えてくる。実は彼女は熱烈なお笑いファンであり、中でも漫才師のナイツや、昭和のいる・こいるをお気に召して遊ばしている。彼女と過ごす際はぜひ「実は」という一面をそれとなく探してみるのがいいだろう。
ちなみに嫌いな芸人はというと、容赦ない悲哀の目線を送っているのですぐ分かる。部員たちは彼女に嫌われる芸をすることなかれ。
田町家みかん
たまちや・みかん
持ち噺:「小言念仏」「権助提灯」「六尺棒」
一年生の時に鈴蘭と落研で知り合い、意気投合。それからずっと一日一通は必ずメールのやり取りをしているそうだ。二人ともお笑い好きという共通点があるため、とても仲が良い。その仲の良さは、鈴蘭とみかんで漫才を演じたことがあるほど。(なお、漫才よりも稽古段階の四苦八苦している様子の方が面白かった、というのはある個人の感想である)
思っていることを鋭くズバッと言うタイプなので、従来の法政落研に毎年一人はいる「攻撃型女子」にあたる。ぜひ伝統を受け継ぎ、恐れを持つことなく男部員共を叱責してもらいたいものである。
田町家でこぽん
たまちや・でこぽん
持ち噺:「代書屋」「ストレスの海」「金明竹」
余芸:「南京玉すだれ」
とにかく喋る。
口から生まれてきたかと思うほどのおしゃべり。ペラ子。とりあえず部室にでこぽんを放流しておけば、まず会話はもつ。
最近覚えた「南京玉すだれ」で荒稼ぎをしているらしく、銀座の飲み屋などを流しで歩いているそうだ。
また、おじさま方の良き話相手となってるらしく、全国各地に彼女の”パパ”が存在する。
熊本出身。
田町家美肌
たまちや・こらーげん
持ち噺:「愛犬チャッピー」「しじみ売り」「青菜」「キティちゃん(新作)」
劇団員。どういう訳か落研に流れ着き、落語をしている。